蜂の子で出汁をとったそうめん、「はち汁」

オオスズメバチは全国に分布する大型のスズメバチで、攻撃性が高く、主に山林に巣をつくるため、採集が困難で通常は食用にされません。です。
しかし九州の一部地域では、その温暖な気候により巣が大きく発達するため、オオスズメバチの蜂の子を食用に利用しています。

オオスズメバチの蜂の子は名前通りとても大きく、食べ応えがあ ります。
九州には、この蜂の子をそうめんの具にして食べる「はち汁」と呼ばれる郷土料理が存在します。

このはち汁は、一体どんな料理なのでしょうか。

はち汁に使用するのは、オオスズメバチの蜂の子

はち汁はテレビでも取り上げられ話題になった、宮崎県の諸塚村や椎葉村で親しまれている郷土料理です。
このはち汁に使用するのはスズメバチの中でも体が大きく、人への攻撃性も高いオオスズメバチの蜂の子です。

クロスズメバチをよく食べる中部地方と同様に、宮崎県の山間部ではオオスズメバチの蜂の子が「秋のごちそう」としてよく食べられています。

オオスズメバチの蜂の子採集は秋のレジャー

中部地方でレジャーやスポーツとしてクロスズメバチを追うように、オオスズメバチの蜂の子採集も、宮崎県の山間に住む男性たちの間では秋のレジャーとして楽しまれているそうです。

オオスズメバチは攻撃性が高く、刺されると大変なので、市販品として流通できるほどの量がとられることはあまりありません。
主に家庭料理として、また客にふるまう料理として食べる分だけを採集しています。

オオスズメバチの蜂の子でだしをとる、はち汁

はち汁はオオスズメバチの蜂の子でだしをとった、温かいそうめんです。
蜂の子にはグルタミン酸やアスパラギン酸など、旨み成分であるアミノ酸が豊富に含まれており、オオスズメバチの蜂の子は体が大きいため、いい出汁がとれます。

このオオスズメバチの蜂の子を油で炒めてから出汁をとると、まるで鶏ガラスープやバターのような濃厚な風味があるスープになります。

オオスズメバチの蜂の子が入手できないときは、キイロスズメバチやクロスズメバチの蜂の子を使用してだしを取ることもあります。

スズメバチの蜂の子をよく食べる地域なら、いろいろな種類の蜂の子が手に入りやすいため、宮崎のはち汁を参考に他の蜂の子で出汁をとってみて、さまざまな料理に使用してみるとよいかもしれません。
【参考文献】
蜂の子のレシピ http://soul.ivory.ne.jp/soul/
蜂の子はおいしい? http://tinnitustreatmentguide.org/what-about-tinnitus-that-worsens-after-eating/